小型二輪免許(AT限定)を試験場で一発受験する方法(技能試験対策編)
技能試験の予約が完了したら、試験本番に向けて準備を始めます。
まずはコース図を入手する→覚える
なにはともあれ、コースを覚えなくてはなりません。本番の試験で走っている途中にコースを忘れてしまっても減点にはなりません(試験官が無線で指示してくれます)が、かなり焦るのでコースに復帰するまでに安全確認などで減点を繰り返し、試験中止となる可能性が上がります。
コース図は門真なら証紙を売ってる22番窓口で買えます(たしか420円)。試験コースは大型二輪・普通二輪・小型二輪で微妙に違います(課題走行の内容が異なるため)。以下のようなサイトで大型二輪のコース図が手に入りますが、小型二輪を受けるなら、専用のコース図を購入するか、技能試験待合室のコース図の写真を撮ってくることをオススメします。
http://members.at.infoseek.co.jp/elevenkai/main/lic1.html
門真では二輪試験コースは3種類あり(さらに大型・普通・小型で微妙に違います)、一応日によって違うみたいですが、「3コースがほとんどでたまに2コース」というウワサです。
あとは、ボクが作ったマップを合わせて頭の中に試験コースのイメージを作ってください。
より大きな地図で 門真運転免許試験場 二輪技能試験コース を表示
コースの覚え方ですが、ボクがやったのはこんな感じ。覚えやすい方法を自分で見つけてくださいね。
- 課題走行コース(一本橋・S字・クランク・急制動・坂道発進)・採点ポイント(踏切・交差点)の配置を覚える
- コースの走行順序を覚える
- 通過する交差点を覚える
- 大まかにでいいと思いますが、5つある交差点のどれを順番に通るのか、覚えておくといいと思います。
- 各交差点通過後の走行ラインを確認
- 例: 北交差点左折後はすぐ中央交差点で右折するので、第2通行帯に直接入る
- 試験前の説明をする警察官曰く、コース図の通りの通行帯を走っていただければ結構とのこと。上記の例のような通行帯はちゃんと書かれてます。
門真での実際の試験では、本コースに加えて慣らし走行コースが最初にあります。技能試験待合室にコース図がありますので、試験前にでも確認すればいいかと思います(採点対象外な上、簡単なコースです)。
注意点としては、走ってる間はコース図なんて思い浮かべられないので(そんな暇ないです)、コース図上だけで覚えるのではなく、コースを走るイメージを持って覚えてください。
技能試験のポイントを調べる
一発試験のポイントをまとめたサイトはネット上にいっぱいあります。
参考URL
・初心者の為の ライテク講座
http://jns.ixla.jp/users/safety55r543/ (鯖の運営終了?↓に動画)
http://videocast.yahoo.co.jp/playlist/upload/yid2tIMCopjkLcN32ebH3I-/
・マリリンネット コツBANK
http://www.t-mari.net/k_bank.html
・ [大自二]虎の巻より参照 「 課題と採点 」 ( 一部動画有り )
http://toranomaki.com/oj2/b_ka/ka_index.htm
・誰も書かなかった大型自動二輪免許一発試験必勝法
http://homepage3.nifty.com/andojournal/license.htm
・二輪免許一発試験は一回で合格できます!
http://www.aja.ne.jp/bike/index.html各試験場での体験談URL
・大型自動二輪免許一発試験合格マニュアル (幕張)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/bike/1244130479
http://www.uja.jp/modules/smartsection/category.php?categoryid=1
・大型自動二輪免許取得 by kaoru (二俣川)
http://kaorux11.hp.infoseek.co.jp/license/Futamata.html
・神奈川県「大自二」試験攻略 (二俣川)
http://pray.hp.infoseek.co.jp/
・大型自動二輪への道 2002 (平針)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~jb_/758Nikki020915.html
・大型自動二輪免許に挑戦! (広島)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~albatros/license.htm
ちなみに、どれも大型や普通二輪を対象にしてますが、小型二輪AT限定の場合、
などの点が異なりますので、その辺りを無視します。
原付に普段乗ってるなら、小型二輪のスクーターに乗るのは簡単なので、これらのサイトで特に注目したい点は以下の通りです。
- 乗車降車時・発進時の安全確認の方法
- 交差点の通過方法
これらは大型・普通・小型で共通で、減点されやすいので目を通しておきます。
ポイント1: 一本橋
小型二輪AT限定で運転技術的に最も難しいのはこれかと思います。門真の試験コースでも最初に設定されているように、ここで受験者をふるい落とします。不安定なオートマのスクーターで一本橋を通過するのは、ある意味マニュアルのバイクで通過するより難しいかもしれません。
長さ15m・幅30cmの一本橋を、小型二輪では5秒以上かけて通過します。
いろいろ調べた結果、ポイントは
- 意外に速度をだしても5秒はクリアできる
- 計算すると、だいたい10km/hで走ってもクリアできます。ちなみに、前半はそんな速度でないので、後半もっと速くなっても大丈夫ってことです。
- 一本橋は高さ5cm、最初に乗るときにバランスを崩しやすいので、最初はアクセルをややあけて加速を。
- 姿勢よく、視線はまっすぐ、門真なら採点室の窓ぐらいを見る
- バランスを崩す原因になるので下を見るのは厳禁なようで。
- スクーターの形状からして、下を見てもタイヤがどこにあるかは見えません。
- MTと違ってニーグリップ(タンクを足で閉めてバランスをとりやすくする)ができないので、ヒザを閉じて左右に振ることでバランスを調整する
- 落ちそうになったらアクセルを開ける、速すぎたら後輪ブレーキで調整
- 落ちるくらいなら加速して速く抜けてしまうのもありです。
- 粘りたければ後半で粘る?
これくらいですかね。あとは、スクーターで練習。
ポイント2: 安全確認
一発試験と教習所試験で徹底的に違うのはここではないでしょうか?安全確認を信じられないほどの回数、信じられないほどの迅速さでやらないと減点されます。
しかも、安全確認不履行の減点は結構大きいので、不十分な安全確認のままでは、試験中盤にさしかかる前に検定中止になったりします。
乗車〜発進の安全確認
門真の場合、乗車している間は前の受験者にアドバイスしているのであんまり試験官は見てないかもしれませんが、実際の試験で見ていると結構できてない人が多く、受かっている人はちゃんとやってたりします。ちゃんと手順があるので、しっかり覚えてしょうもないところで減点されないようにしましょう
1回目にさかのぼって減点される。
http://homepage3.nifty.com/andojournal/license.htm#SEC23
(1) 乗車のポイント
乗車時には、的確な安全確認と、無駄のない動作が必要とされる。特にサイドスタンドは、通常はまたがってからはらう人が多いと思うが、乗車前にはらわないと減点(5点)される可能性が高い。
乗車の手順は下記の通り。細かい減点が多く、下手をすると走り出す前にハンディを背負ってことになるので、確実にこなそう。
1. マシンの左側に立ち、後方と周囲の安全確認をする(10点)。確認は確実に頭を振って、指さし確認しても良い。
2. 両手でハンドルグリップを握り、前ブレーキをかけてマシンを垂直に立てる。
3. サイドスタンドをはらう(5点)。
4. 後方の安全を確認する(10点)。
5. マシンにまたがり、右足をステップに乗せ、ブレーキペダルを踏む。(右足を地面に着くと特5点)
6. バックミラーをあわせる(5点)。
7. イグニッションキーをONにし、ニュートラルランプの点灯を確認する(5点)。
8. エンジンを始動する。
これは大型二輪の場合ですが、手順はほぼ同じです。特に、サイドスタンドは原付の癖で乗ってから払ってる人がいますが、これは教習所でも注意されるような項目です。
発進時は周囲の安全確認を行ってからウィンカーをだし、後方の安全を確認してから発進します。周囲の安全確認は左右、後ろ左右が必要なようです。しっかりと首をふって確認します。発着場からコースに進入するときも改めて確認を忘れずに。
交差点の安全確認
ボクはここで結構減点されました。
- 信号が青で直進するときも、首をふって左右を確認
- 右左折するときは当然巻き込み確認
- 赤信号で停止→発進するときは左右、後ろ左右の確認をしてから
やってしまいがちな間違い
細かい点はhttp://homepage3.nifty.com/andojournal/license.htm#SEC23でも見ていただくとして、ボクも含め結構ありがちな間違いをあげておきます。
- ブレーキレバーに指をかけっぱなし
- 試験前のビデオでも「こうやって操作してください」とあるように、ブレーキレバーは3本以上の指で操作を行い、操作しないときは指をかけません。はっきり言って走行中は採点室から見えないとは思いますが、念のため。
- 走行位置
- 直進時はキープレフト(四輪車が走るときに左のタイヤがある位置が目安; 左端から1m以内)。あんまり左寄り過ぎると不安定な上、左折時に左に寄せたことがわからなくなる。
- 左折するときは、あらかじめ左に寄せる。どのくらい寄せるかというと、路側帯・縁石ギリギリまで。つまり、車が走っていい範囲でできる限り左に寄せる。左折中も同じく、できる限り左端に沿うように、膨らまないように曲がる。
- 右折するときもあらかじめ右に寄せる。左折時と違ってセンターラインから車体(ミラー含む)が出ない程度に。右折中は交差点のできるだけ中心近くを走る。
- 右足はつかない
- ギアチェンジが必要ない小型AT二輪では、コース内で右足をつくことはありません。2回以上つくと転倒扱いで減点されることも。
- 停止線は踏まない
- 一時停止などの停止線は必ず手前で停車すること。踏んでしまうと検定中止です。
- S字・クランクコースの出口付近では、予め安全確認をしてから一時停止せずに出る
- 降車時はエンジンを止めてから降りる
- 完走しても落ち着いて。エンジンを止め、後方の確認をしてからバイクを降り、サイドスタンドをたてて周囲の安全を確認してからバイクを離れます。
とりあえずボクが行った技能試験対策はこれくらいです。各技能試験対策サイトを確認し、ざっと試験のイメージを作ります。
試験の雰囲気をつかむなら、以下のような動画がいいと思います。